Vol.22 ノンシュガー・シュガーレス・・・でも甘いと感じるのはどうして??
嗜好飲料類や菓子類など。。。
ノンシュガー・シュガーレス、さらに低エネルギー
でも甘いと感じるのはどうしてでしょう。
近年、健康志向の高まりから、砂糖に変わる甘味料が開発され、
エネルギーが低いものや、虫歯になりにくいもの、
インスリン節約作用があるものなど
多様なものが開発されて使用されています。
砂糖以外の甘味料はどうのようなものがあるのでしょう。
低エネルギーの甘味料はどのような原料でできているのでしょう。
よく使われている甘味料の原料と生理特性をまとめました。
*甘味料とは
味覚に対して甘味を感じさせる調味料および食品添加物の総称。
天然甘味料と人工甘味料がある。
砂糖以外の甘味料の原料・生理特性
☆糖質甘味料☆
◎オリゴ糖
オリゴ糖はギリシャ語で「少数」を意味します。
しょ糖や麦芽等などの少数の単糖類が結合してできた糖です。
一般的には砂糖やでんぷん等を原料に酵素転換作用などにより
開発された複合糖類でオリゴ糖の名で生理特性をもった甘味料です。
エネルギーは2~3kcal/gで甘味度は砂糖より低いです。
(糖のエネルギーは4kcal/g)
生理作用は腸内のビフィズス菌増殖効果がありますが、
一度に摂取すると一過性の下痢を起こすことがあります。
オリゴ糖を利用し、特定保健用食品に
ビフィズス菌増殖効果を目的とした製品が多くみられます。
◎糖アルコール
酵母の発酵で作られます。
難消化性で低エネルギーであり、
血糖値を急激に上昇させない特性があります。
しかし、大量に摂取すると一過性の下痢を起こすことがあります。
砂糖に比べ虫歯を発生させる口内細菌のミュータンス菌や
乳酸菌の増加を誘発しない特性があります。
肥満や虫歯予防を目的とした砂糖代替甘味料として利用されています。
○エリスリトール
主要原料はブドウ糖です。
果実、キノコ類や味噌、醤油、酒などの発酵食品にも存在します。
甘味度は砂糖の70%程度と低いですが、
1gあたり0~0.2kcal/gと極めて低エネルギーです。
他の糖アルコールは大量に食すと
下痢を起こしやすいといった特徴を持つといわれていますが、
エリスリトールではそれが起こりにくいとされています。
甘味として菓子や清涼飲料に使用されています。
○キシリトール
白樺などの樹木から採れる
「キシラン・へミセルロース」を原料とした甘味料です。
天然には果実、野菜、キノコ類などに存在します。
ガムやタブレット菓子などに使用されています。
エネルギーは3kcal/gで、砂糖より多少エネルギーが低く、
甘味度は砂糖と同等です。
☆非糖質甘味料☆
◎アスパルテーム
エネルギーは4kcal/gと砂糖と同程度ですが、
甘味度が砂糖の約200倍と極めて高く、
利用量が少なくても甘さを感じることができることから結果、
低エネルギー甘味料のひとつとされています。
癖がなく、スッキリとした甘さで、
主に清涼飲料水などに使われています。
◎サッカリン
砂糖の500倍の甘みを有する人工甘味料。
エネルギーは0kcal/gです。
微生物の成育を阻害しないので、
砂糖を用いると発酵が阻害されてしまう漬け物類の
甘味料として用いられています。
しかし、加熱により苦みをいじるため、単独で用いるよりも
砂糖と併用されることが多いです。
最後に。。。
人間が生きていくためには、
エネルギーを摂らなければなりません。
エネルギー源の一つである糖質も
人間の体にとって必要不可欠なものです。
砂糖もそのエネルギー源に含まれます。
糖尿病などの疾病を持つ人のエネルギー制限や、
子供の虫歯予防など、
目的によってはノンシュガー・シュガーレス製品が
有効な場合もありますが、
ノンシュガー・シュガーレスだからといって摂りすぎては
かえって健康を害することにもなりかねません。
これらの製品は3食の食事に影響しない程度の摂取量を守りたいですね。
<参考資料>
小学館 食材図典 Ⅱ
(株)医歯薬出版 日本食品大事典
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