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食と健康の相談業務
2014年07月23日
派遣スタッフFさん:経歴
平成17年:大学卒業後 管理栄養士免許取得
平成17年~18年:病院にて 栄養士業務
調理補助、盛り付け、伝票処理、受発注業務、衛生管理などを経験
食と健康の相談業務
○就業している施設について教えてください。
生活全般の相談業務を行っている会社で、栄養士なので食・健康に関する相談を担当しています。
働いている方は30~40人くらいで、いろいろな専門知識を持った方が集まっています。
食・健康の相談部門では看護師、保育士、介護福祉士などの資格を持った方がいます。
○勤務時間、仕事内容は?
週に3回で18:00~22:00の勤務です。
基本は電話での対応ですが、それ以外はファックスやメールでの対応です。
電話はなるべくその場で、メールは数日以内ですがなるべく早く、ファックスは数日中での返信をしてます。
○どんな相談が多いですか?
一般的な食に関する質問も多いですが、最近は3月の管理栄養士国家試験に向けた相談が増えてきています。
私は管理栄養士の国家試験を受けたのは2年前ですが、懐かしいなと思いながら質問を受けています。
自分もわからなかったことが、今再度確認できて勉強にもなり、説明しながら自分で納得しています。笑。
国家試験の質問は学生さんが多いですが、一般的な質問は主婦の方からが多いです。
電話は声だけなので・・・安心感が伝わるようにお話します
声だけの仕事なので、お客様に安心感を与えられるように
○難しい質問は多くないですか?
最初は普通の質問にも慌てましたが、難しいものはまたさらに慌てていましたね。
最近ではわからなくても落ち着いて「少々お待ち下さい」と対応できるようになりました。
唐突な質問だと内心慌てますが、声は落ち着いたトーンで話します。
お客様に「この人で大丈夫か?」という不安や不信を与えないように話をしています。不安などは声でわかってしまうので・・・。切られてしまったら、もう今後利用されないかもしれないし、このサービスは使えないと思われてしまうといけないのでお客様に安心感を与えて、少し待ってもらって、調べます。
また、お客様から、「これはこういうことでいいんですか」という質問で、間違っていた場合は、お客様の意見を露骨に否定はできないので、難しいです。
本当に相談したいことを探りたい
○苦労していることは?
やはり声しか頼りにならないので、相手がどんな状況で何に困っているかがわかりづらいです。
例えば、「食品交換表の使い方を教えてください」と相談されましたが、何で使いたいのかをよくよく聞いてみると、「ご主人が高血圧や高脂血症で悩んでいらっしゃって食品交換表を使って食事管理した方がいいのか?」ということを聞きたかったということがありました。
本当に聞きたかったのは高血圧や高脂血症の改善方法だったんです。
聞かれたことを答えるのは簡単ですが、そういうところまで探ってあげたいと思います。探るのは難しいですが・・・。
○やりがいは?
「ありがとうございます」という言葉が聞けた時、やりがいを感じます。
電話越しなので、声だけで顔も見えないので本当に気持ちがこもっていることがわかります。そういうときはすごくうれしいです。
以前の職場では相手と接することが少なくて、そういう事があまりなかったので今はその言葉を聞くことができて貴重でうれしいです。
趣味と仕事を両立させたい。キャリアアップもしたい!
○どうしてこの職場で働いてみようと思いましたか?
趣味で芝居をしているので、それに合わせて仕事は「週3回」というのと「場所」にこだわっていました。さらに管理栄養士の資格は活かしたいと思ってました。
ホームページでお仕事情報を見て、営業の方にお電話しました。そしたら、とんとん拍子に話が進んで、就業が決まりました。
派遣でもキャリアアップできるし、電話のマナーも身につくし、事務的な仕事も出来るし、オフィスらしいオフィスで働いたこともなかったので、今はとてもよい経験です。