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医療系出版社での編集業務(短期派遣)
2014年07月23日
派遣スタッフKさん:経歴
平成8年:短大栄養科卒業 栄養士免許取得
平成10年:短大食生活専攻卒業 管理栄養士免許取得
平成10年:給食委託会社にて勤務 大型社員食堂の献立作成、栄養事務など
平成11年:給食委託会社にて勤務 社員食堂、企業独身寮などの献立作成、現場巡回
平成13年:病院にて給食管理、栄養指導(個人、集団)
平成16年:食品流通会社 品質管理部にて 衛生管理業務(短期派遣)
平成17年:健康増進センターにて健診受診者への栄養指導、生活習慣病予防教室を担当
介護予防講座にて栄養講話を担当(上記と共に現在も担当)
医療系出版社での編集業務
○今の職場について教えてください
医療系出版社の編集の仕事をしています。
職場は若いスタッフも多いです。社員の方はそんなに多くはないですが、担当の方はとても熱心です。
栄養士のパートは2名いて、派遣は私1人です。
専門書籍も多くそろっていて、わからないことがすぐに調べられる環境です。
週に2回程度の勤務で、就業時間は10:00~18:00ですが、残業も結構あります。
栄養士向け書籍の編集作業
○具体的な仕事の内容を教えてください。
仕事の内容は、栄養士を目指す人に向けた書籍の編集です。
管理栄養士の国家試験対策や、栄養士の職場別の疑問に答える形の本です。より身近に感じてもらえるような、素人が読んでもわかる、対話形式の本です。
そういった本の文章の作成や訂正、確認などの作業をしています。
出来上がった文章に対しての編集が多いですが、1から文章をつくることも可能であれば、今後やって欲しいといわれています。
国家試験については、自分が受験した際とカリキュラムが変わって、科目数も変わっているし、これから出版する本なので最新情報を調べたりして、自分も今勉強させてもらっている感じです。
周りに人はいますが、自分でずっと調べ物をして、出来上がったら担当者に声を掛けて、訂正部分をお話していくということの繰り返しです。
皆がそれぞれ1人で調べ物をしているので、静かな雰囲気です。今までしてきた仕事は話すことが多い仕事だったので、デスクワークはあんまり慣れていないですね。笑。
○職場での問題点はありますか?
栄養士といっても職域は様々なので、今まで全く携わっていない分野については調べながら作業していますが、これでいいのかと不安になることもあります。
短期の派遣なので仕方ないかもしれませんが、自分で次に何をしたらいいのかがわからないときがあります。
新しい分野に挑戦したいと思って・・・
○この仕事をやってみようと思ったきかけは?
今まで、自分が経験したことのない分野だったので、挑戦したいなと思いました。
転職は一般的にマイナスイメージですが、栄養士のような専門職だとそれぞれの場で経験が積めるので、とてもプラスになると思います。
新しい知識が習得できて自分のキャリアアップにつながりました!
○今の仕事のやりがいはなんですか?
自分が体験したことのない仕事に飛び込めたこと、新しい知識が勉強できて、また自分のキャリアにひとつつなげられたと思います。病院にいたときは書類に追われて、病態の勉強があまりできなかったような気がしますが、その時よりも詳しくなったかもしれません。
ブランクなく働いていても同じ職場だとマンネリ化しがちで、慣れてしまうと新たに勉強しようとか向上心の維持も難しいと思います。
日々栄養学が進歩していて、私たちも勉強して行かなければならないと思いますね。
自分の方から、改めて勉強しなくてはいけないと思いました。新しい知識も働きながら身につけられて、とてもいいです。本に囲まれていますし、本をこんなに読んだのは久しぶり・・・笑。
栄養士のやりがいは?
○今の仕事以外で、栄養士としてのやりがいは?
健康増進センターでの栄養指導業務と介護予防教室の仕事をしています。
栄養指導では、体重が落ちたり、データが改善されることもうれしいですが、受講者さんに「ありがとう」と感謝してもらえることがうれしいです。
介護予防の教室でも、お年寄りにお話をした後に、「今がいちばん健康です」と言ってもらえると、とてもうれしくなります。
栄養士の仕事は、世間的には調理や給食業務に従事していることは知られていますが、いろいろな場面で活躍していることをもっと知ってもらえるといいですね。