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介護・福祉の職場【特別養護老人ホーム】
2015年02月15日
派遣スタッフHさん(28歳)
平成11年~平成13年
化粧品・健康食品会社で勤務
平成18年
管理栄養士免許取得
NR(栄養情報担当者)取得
平成18年~平成19年
通販会社の新規健康事業部で栄養食品の企画、提案
医療機関でのモニターフォロー業務
○就業している施設について教えてください。
主に美容と健康に関する商品を扱う会社です。
その中で私は医療機関グループに所属してまして、特別用途食品の肥満症用食品を扱う部署にいてます。
○職場の雰囲気や環境は?
医療機関グループには全体で管理栄養士が13人いてます。
月に1.2度の会議では管理栄養士全員が集まって会議をするので、社内での意見交換や意思疎通しやすいです。
○仕事内容を教えて下さい
厚生労働省認可の肥満症用の食品をメインに糖尿病学会や肥満学会などの学会に商品を展示します。
そこで参加されている医師・看護師・栄養士の方に対して説明をしたり試飲して頂きます。そして興味を持って頂いた医療機関様には、まずモニターとして一定期間商品を試してもらいます。
実際に試されるモニターの方が決まれば、先方様の所に出向いて、商品の詳しい説明とモニター期間中と終了後の栄養指導など減量が成功するためのフォローを対面や電話・メールなど行います。
商談や営業の補佐として営業の方と一緒に同行して回ることも多いです。
臆することなく栄養指導を行わなければなりません
○苦労や困ったことなどはありますか?
医療従事者向けに説明するので専門的な知識が必要とされます。
文献資料や臨床データを集めたり、と勉強することは多いですね。
モニターになって頂く方は患者さんの時もあれば医師や栄養士の時もあるので、臆することなく栄養指導を行わなければなりません。
ただ時には患者さんより減量が難しいこともありますが・・・
医師や管理栄養士さんと知り合いになれ、すごくいい勉強にもなります
○仕事のやりがい
いかにうまく減量でき、尚且つその後のリバウンドを防ぐかという所に管理栄養士として器量が問われます。
単なる商品の説明ではなく、生活習慣や意識改革につなげる栄養指導は大変ですが、とてもやりがいを感じます。
また、重度肥満患者の方の減量に悩んでいる病院栄養士の方から、減量専門として相談される事も多く、その患者さんがうまく減量できた時は一緒になって嬉しい事です。
いろんな医療機関を回るのでたくさんの医師や管理栄養士さんと知り合いになれ、すごくいい勉強にもなります。
○今後どんなことをやっていきたいですか?
NRの資格を持っているという事をどんどん生かしたいです。
いわゆる健康食品と特定保健用食品、特別用途食品の違いやその有効性などを科学的根拠に基づいた視点からきちんと説明できるような管理栄養士を目指しています。
食に関わる職業として新しい専門分野で活躍したいと思っています。