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食にまつわる切手デザイン
2015年09月02日
突然ですが、普段切手を使う機会はありますか?
最近はあまり聞きませんが、昔は趣味に「切手集め」と書いている人がいたり
テレビで切手コレクターが紹介されていたりと
切手は奥の深い趣味のひとつとして知られていますね。
普段何気なく使っている切手ですが、様々テーマでデザインが構成されていたり、
実はとても楽しめるコンテンツのひとつなのです!
今日はそんな切手の中でも「食」と関わりのある切手あれこれについて
ご紹介したいと思います。
海外グリーティング(差額用)切手
海外に友達がいて手紙のやりとりがある等、海外に縁のない方は
あまり使う機会がない海外グリーティング切手ですが、
この海外発送時に使う切手も、日本のよさを海外に発信すべく
きちんとしたテーマの元、イラストが考えられているのです。
例えば2015年10月末より発売される最新版のデザインでは
とても美味しそうな「ラーメン」と「すきやき」のイラストが描かれています。
これは、国内・国外の人が日本を思い出す食べ物として、
日本の伝統料理である「すき焼き」をイメージする人が多いということで
すき焼きがイラストとして選ばれています。
また日本の食を連想する食べ物として、国内・国外で人気のある
「ラーメン」も描かれています。
確かにラーメンはカレーに次ぐ、日本の国民食と言っても言いほど
国内では人気ですね。
さらにそのラーメン文化は国内に留まらず、近年では海外に店舗を出店し
世界各国でラーメン人気に火が付き、現地で行列店やちょっとした話題の店と
なったりしています。
受取側が手紙を受け取った時に、わずか数センチのスペースにも
日本らしさがちりばめられ、そしてこだわりが感じられ、
何とも粋ですね。
食にまつわる切手
2015年8月31日(野菜の日)に発売された
「野菜とくだものシリーズ 第4集」
このシリーズはすでに第4集で人気のシリーズです。
52円切手と82円切手のシートがそれぞれ発売されていますが
52円切手では、「プルーン」「レモン」「オクラ」「オリーブ」「こまつな」
82円切手では、「セルリー」「れんこん」「びわ」「えだまめ」「いちじく」
見ているだけでも美味しそうできれいな食べ物のイラストが並んでいます。
さらに日本郵便株式会社ホームページを見てみると、
描かれている野菜、くだものの説明がしっかり書かれているのです。
※一部をご紹介※
○れんこん
蓮の地下茎が肥大化したもので、原産地は中国、エジプトなど諸説あります。
現在、広く出回っているれんこんは、明治時代に中国から導入され、
品種改良されたものです。
茨城県、徳島県が主要産地で、茨城県が全国の出荷量の5割以上を占めています。
旬は11月から2月です。
○いちじく
アラビア半島が原産といわれています。
聖書にも登場するほど古くから知られており、独特のプチプチとした食感が
魅力の果物です。
日本には江戸時代に中国から伝わり、当初は薬用として栽培されました。
愛知県、和歌山県、福岡県が主要産地で、旬は8月から10月です。
と言ったように、管理栄養士・栄養士の私たちでも思わず「へぇ~」と言いたくなって
しまうような豆知識がたっぷりと書かれているのです。
切手シート1枚でも、食育の媒体や教材に早変わりしそうなくらいですね。
意外なところに「食」を感じられるモノ・コトがけっこうあります。
日常生活の中で「食」にまつわる何かを探し、発見し
それをきっかけに周りの人と食にまつわる話ができると、益々「食」が
身近になり楽しい毎日が送れそうですね。
皆さんもぜひ、身の回りの意外な「食」を探してみましょう!