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しゅわしゅわラムネ作り

2016年04月28日

桜の季節も終わり、気持ちの良い春の陽気を満喫している今日この頃ですが
4月も下旬になると初夏を感じさせるような太陽が差し込んできますね。
気温が上がってくると、水分補給をする機会が増えますが
暑い季節はしゅわしゅわした炭酸系飲料を欲する方も多いのではないでしょうか。

炭酸系飲料は口当たりもよく、暑い季節には美味しい飲み物ですが
糖分が多いのがちょっぴり気になるところです。

ですが一般の方に、炭酸系飲料には砂糖が多いので控えましょう!
と言ってもなかなか響かないと思いますので、
実際に夏の風物詩「ラムネ作り」をしながら、ラムネはどんな成分で構成されていて
どんなものが入っているのかを体感してもらいながらの
食育などはいかがでしょうか。
子どもはもちろん大人でも楽しめるので、おススメです。

手作りラムネ

【材料】1本分
ラムネの瓶
水 200ml
レモン汁 1~2滴
砂糖 25g
クエン酸 4g
重曹 2.5g

【作り方】
(1) 水200mlに砂糖25gとクエン酸4gを加えます。
完全に溶けるまでしっかりかき混ぜます。だんだんと全体が透明になります。
(2) ラムネの瓶に(1)を入れます。
(3) 味付けにレモン汁1~2滴を加えます。
(4) 次に重曹を2.5g加えます。
(5) すぐにビー玉を入れて、逆さまにして泡が溢れないようタオルなどに
飲み口を押さえつけます。
   ※ここで中身が出ないように頑張ります。約1分で出来上がり。
(6) ラムネの瓶を元の状態に戻して、ビー玉が落ちなければ大成功。

できあがり量は瓶の半分くらいになってしまいますが…
それは仕方がないのでOKとしてください。
またクエン酸や重曹は過剰に摂りすぎると、腹痛や下痢の原因となるため
飲み過ぎには注意しましょう!

ビー玉で栓ができる仕組み

重曹とクエン酸を水に溶かして発生した二酸化炭素の量が増えると
瓶の中の圧力が高まります。
その時にビー玉を外に押し出そうとして栓が閉まる。
このような仕組みです。

ちなみにラムネの瓶に使われているビー玉の名前はビー玉ではなく
「エー玉(A玉)」だそうですよ。
本当かわかりませんが、ラムネの瓶に合うものは「ええ(良い)」ので
A玉、合わない規格外の玉はB級品ということでB玉という説もあります。

参考資料:季刊 理科の探検2015年夏号より

こんな豆知識も取り入れながら、試してみて下さいね。