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ライスワークとライフワーク
2015年01月08日
今後のキャリアや将来進む道に悩んだり、不安になったりした経験ありませんか?
先行き不透明な今の時代、誰でもこういった悩みは抱えています。
先日、そんな時に考え方のヒントになるであろう
面白い本に出会いましたので、その本の紹介をしたいと思います♪
◆ライスワークとライフワークの2軸で考える新しい働き方
「キャリア未来地図」の描き方
ダイアモンド社 原尻淳一 千葉智之著
「OR」ではなく「AND」の人生を!
「仕事か家庭かどちらにするのか」
「仕事に生きるのか、趣味に生きるのか」
こんな質問されたことはないですか?
どちらの質問も、「OR(=どちらか一方)」の考え方です。
終身雇用が当たり前だった時代は終わり、今は良くも悪くも選択の自由が
あります。女性も社会に進出し、自立して働ける時代となりました。
これからの時代は、「OR」でなく、ぜひ「AND」の考え方で
仕事も家庭も趣味も両立、実践し、キャリアを考えて行ってほしいという
考え方がこの本では提唱されています。
そして上記の「AND」の考え方にプラスして、
個として生き抜く「強さ」も合わせ持ち、
選択の人生ではなくかけ算の人生を送りましょう!という
とてもポジティブな提案です。
ライスワークとライフワーク
「ライスワーク(食べるための仕事)」
「ライフワーク(生きがい、やりたいこと)」
この2軸で人生を考えると、何かをあきらめたりせず
イキイキと人生が送れるということと、「ライス」も「ライフ」の
2軸を磨くことで思わぬ相乗効果が起こり
どちらも充実できるということが書いてあります。
先ほど、個として生き抜く「強さ」も合わせ持ちる、というメッセージが
ありましたが、個として生き抜くために大切なのは
「ライスワーク」も「ライフワーク」のどちらも「高めていく」
ということがポイントであると書かれています。
「ライスワーク(食べるための仕事)」を
ただの労働としている場合は労働から仕事へ高めること。
【労働】…誰かに言われたまま仕事を消費している受け身の状態
【仕事】…自分のアイディアや意見なども取り入れ、能動的な状態
「ライフワーク(生きがい・やりがい、趣味、好きなこと)」では
趣味を特技に高めていくこと。
セミナーなどの場に参加する受け身の状態ではなく
主催者側に回ってみるなど能動的になり、
仕事以外にも自分の強み(何かできる力)を見つけましょう。
ということです。
「AND」の新しい働き方
栄養士は栄養のプロフェッショナルとして専門知識だけでもOKの
時代は終わりました。
これからの新しい働き方として、社会は栄養士の専門知識+αのスキルや
アイディアを求めています。
現にショクライフに届く求人も、栄養士×運動、栄養士×エステ等々、
専門分野と個々が持っている得意分野や興味関心のある分野での
かけ算の働き方を求めている企業が多いように感じます。
あなたも栄養士×●●を探してみませんか?
●●に入る部分は、得意なコト・モノや、プライベートで熱中できる何か…
何でも構わないと思います。
根底に「好き」がないと何事も磨く・高めていくことは難しいと思いますので
まずは自分が楽しいと感じたり、熱中できる何かを見つけ、
それを人生の1軸として磨くことからスタートしてみると
自然と方向性が見えてくるかもしれませんね。