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起業(独立)時に準備しておくこと~起業日記②~

2016年10月14日

ショクライフサイトをご利用いただく栄養士・管理栄養士も
最近は独立志向が強い方がとても増えてきました。
そこで、独立・起業をテーマにコラムを連載していきます。
今回は起業(独立)する時に準備しておいた方がよいものです。
筆者の経験談も含めてご紹介していきます。

準備しておくとよいもの

何事においても備えあれば憂いなし、ということで
準備しすぎることは悪いことではありません。
ですが、準備はどこまでもできてしまうので、完璧に準備できるのを
待っているとあっという間に時が過ぎてしまいます。

そこで筆者が起業(独立)後に、なくても困ったものや
準備しておけばよかった、または他人から言われて必要だと
気が付いたもの等々の一部をご紹介します。


(1)会社または屋号のロゴ
   筆者は会社設立の2年前に社名とロゴだけは完成していました(笑)
   ですので、起業(独立)した時にはロゴも揃っていたので
   この部分は困りませんでしたが、ロゴがキャッチーだったり
   可愛かったり、さらにロゴにストーリーがしっかりあると
   初対面の人と名刺交換の際も、その話で盛り上がったりとメリットが
   たくさんありました。
   普段はロゴや社名(屋号)はあまりフォーカスされることはないかも
   しれませんが、初対面の人に話すネタとしては大変重宝しますので
   ぜひ、ご自身の想いや熱意を込めた社名(屋号)やロゴを準備しておくとよいでしょう。

(2)名刺
   これは当たり前のことかもしれませんが、フリーランスで働いている方
   でも名刺を持っていない栄養士さんが時々いらっしゃいます。
   名刺は最初は手作りでも構わないので、マストアイテムです。

(3)メールアドレス
   最近は無料でアドレスが作れるので、gmail・yahooなど、どこでも
   メールアドレスが簡単に作れるようになりました。
   もちろんフリーアドレスで十分事足りるのですが
   社名や屋号が決まっているようであれば、その名前や関連のある言葉を
   使ったドメイン(@の後にくる文字)を作った方が、
   信用の度合いは格段に違うと感じます。
   ドメインも年間数百円から登録できたりと、金銭的にもそんなに負担が
   かからないものです。
   ぜひ一度調べてみましょう。

(4)WEBサイト
   これもフォーマットに沿って無料で作れるものなど、
   便利なツールが増えてきましたので、ぜひフリーのもので作成してみてください。
   筆者も最初はWEBサイトを持っていませんでしたが
   初めて一緒に働く企業さんに、まずはどんな会社か知りたいので
   WEBサイトのURLを送ってもらえますか?
   といったことをよく言われたものです。
   やはりWEBサイトの有無は、ネット社会の今、信用のポイントになりますので、
   将来的には作成する方向で考えていた方がよさそうですね。

(5)パンフレット
   WEBサイト同様、初めましての時には紙媒体で紹介ツールも
   あった方が助かります。
   きちんとしたパンフレットでなくても、Word・PowerPointで作った
   簡易的なものでも構いません。
   会社(個人)のプロフィールや実績などをわかりやすくまとめてあると
   仕事するクライアントさんも依頼しやすくなります。

(6)書類関係のフォーマット
   細かい話になりますが、仕事が始まると請求書や見積書などの
   社外的な書類はもちろん、支払い明細書などの社内書類など
   いろいろ必要になってきます。
   社内で使うものはあとでどうにでもなりますが
   請求書や見積書は、事前に社名(屋号)やロゴを入れるなどして
   オリジナルのものを作っておくといざという時に慌てません。
   筆者は見積書のフォーマットを作成しておらず、
   見積依頼後、慌てて作った覚えがありますので、余裕を持って準備することを
   お勧めします。

まとめ

ざっと、準備しておくとよいものについて書いてみましたが
何をするにでも時間とお金がかかるものです。

無料のサービスを使えばお金はかからないものの
時間がとてもかかるので、自分の負担は増えますし
だからと言って業者に依頼すれば、あっという間に何十万とかかってしまいます。

筆者も形から入るのが好きなので
何でも作りたくなってしまいがちなのですが…
そこはグッと我慢をして、起業(独立)当初は低コストでできる方法を
考えて進めましょう!

資金が潤沢にあれば別ですが
起業(独立)時は売り上げの見通しも難しいものです。
本当に必要なのかどうか?を見極めることが大切です。

前回も書きましたが起業(独立)のハードルは以前に比べて
低くなり、誰でもチャンスがある時代になりましたが
すぐに潰してしまっては意味がありません。
「続けること」が一番難しく大変ですので、長く続けるための工夫もしっかり
行っていきましょう。